電脳賃貸の賃貸物件情報 » クーラーの上手な使い方
快適な夏を過ごす

 夏場に「クーラー」は必需品。

 しかし今年は、東日本大震災の影響による原子力発電所の問題で、経済産業省などから「節電」が勧告されています。そうでなくても、電気代が普段より多くかかってしまう夏場は、なるべく節電を心がけたいものです。とはいっても、やはり夏場を快適に過ごすには、クーラーを使わずにはいられません。

 また、快適さだけではなく、お年寄りやお子様の健康のため、普段のお仕事を能率的に行うためにも、欠かすことのできないものです。

 そこで、今年の夏は、上手にエアコンを使って、電気代を押さえながら、快適な暮らしを実現させてみましょう。

全開運転と円滑運転の比較

 どの程度の効果があるか、実際に測定をしてみました。測定条件は、下記の表(※1)の通りです。もちろん、クーラーを使う環境によって測定結果に違いはありますが、消費電力・電気代ともに、普段より少なく出来ると思います。

 クーラーが多くの電力を必要とする場合は、「暑い部屋を急速に涼しくしようとするとき」です。この場合、クーラーは、表の「全開運転」状態となるため、たくさんの電力を消費し、多くの電力料金が発生します。

 しかし、朝の涼しい時間に運転を開始して冷却を続ける場合、急激に冷やす必要がなくなり、表の「円滑運転」状態になるため、少ない電力消費・電力料金で済みます。

 重要なのは、「クーラーが多量の電力を必要とするような動作をさせない」ことです。では、どうすればクーラーを「円滑運転」させることができるのでしょうか?

※1) 全開運転と円滑運転の比較 測定データ

計測日時 平成10年6月23日から9月25日
計測器 ワットチェッカーPlus
計測場所 有限会社中由 南向き10畳一間
エアコン 三菱2005年製 MSZ-SJ22R-W 定格電力2.2kw
最大稼動電流10A、定格稼動電流4.65A
測定条件 午前中(主に8時過ぎ)室温24℃程度の時に冷房設定を27℃にて
午後5時頃まで連続運転。カーテンを閉ざして日差しを防ぐ。
クーラーの上手な使い方ポイント

カーテンを閉じる

 クーラーを使う部屋のカーテンをすべて閉じます。
 これは、外部からの日光が直接室内に入るのを防ぐためです。また「よしず」の設置も
効果的です(日光が室内に入る「前」に遮断できるため)。「よしず」は、お近くのホーム
センターなどでお買い求めいただけると思います。

・ハイツ中由の窓の数と間取りを確認
・リュミエールレジデンスの窓の数と間取りを確認

クーラーの運転開始時間と設定

 運転は、午前8時ごろの比較的涼しい時間帯に開始します。室温が低い状態で冷却を
行うので、少ない電力で運転することが出来ます。設定温度は、27度程度に設定します。
設定温度が低すぎると、余計に電力を消費してしまいます。風力は、「自動」「弱」など、
弱めに設定してください。

継続して運転させる

 外出などで部屋を空ける場合も、クーラーは運転状態にしておきます。一度運転を止め
てしまうと、室温が高温になってしまうため、再度冷却するために多くの電力・電気料金が
発生してしまいます。一度運転を開始したら、夕方の気温が下がってくる時刻まで常に
運転させておきます。